【2004.May.14 pion7】
【会社設立とその沿革】
 株式会社エイジェイオーエル(以下、AJOLと表記します)は、過去2度社名を変更しています。設立当初は、株式会社フォーバル(以下、フォーバルと表記します)の100%出資子会社として 1991年4月に『フォーバルシーディーケー』という社名で誕生しています。資本金2億円。社長は、フォーバルの大久保氏が兼任されていたと思われます。
 この時は、連鎖販売取引を行っておらず、普通の会社でした。業務は主に、フォーバルが開発していた「スーパー・ディスプレイ・フォン」を利用した中小企業者向けの事業提案だったと思われます。
  そして、1992年3月には、5000万円の増資を行い、社名を(株)フォーバル総研に改めています。


--- 日本工業新聞 1992.03.25付 日本工業新聞 1992.03.25付(抜粋引用)

 フォーバルの液晶画面付き多機能電話機であるスーパーディスプレーホン(SDP)を中核に、SIを包括した形のビジネスインテグレーション(BI)を目指す。(中略)専務、常務の新役員三人はすべて日本アイ・ビー・エムでシステム営業に携わった経験の持ち主。(中略)新会社では、オフコンのディーラー約五十社を対象とする「ビジネスパートナーの会」(仮称)を四月をめどに発足、拡販を目指す。

--- 引用終了

 社長は日本アイ・ビー・エム出身の中川康宏氏が就任し、大久保社長は会長に退いています。
 そして、1992年5月にはmojicoの前身と思われるSF-10の発表があります。


--- 化学工業日報社 1992.05.07付(抜粋引用)

 フォーバル総合研究所はファクシミリ機能を搭載した多機能電話「スーパーディスプレイホンSF−10」を7月から発売する。
 新製品は電話機能、ホームバンキングや証券取引などが行える情報通信端末機能などにFAX機能を加えたもので、独自モードによりA4判が15秒で電送できファクシミリ(以下略)。

--- 引用終了
--- 1992年 5月(引用)

  「スーパーディスプレイホンSF-10を6月に発売」と発表。ホームバンキングや証券取引などが行えるファックス、SF-10を7月から発売。価格は\79,800-。年間10万台の販版を見込んでいた。独自モードでA4が15秒で送信可能。ファックスとしては業界最小クラス。

--- 引用終了

 当初は、本当にSDP(スーパー・ディスプレイ・フォン)でもって通信情報サービスを普及させ、その事業を成り立たせようとしていたと私は思いました。でも、この時はまだ”一般家庭”がその対象ではないようです。それが何故、一般家庭向けのツールとして変更され、連鎖販売取引によって拡販を行うようになったのか、そのカギを握る部分である1993年が、情報不足です。この年前後に何があったのか?、ちょっと興味をそそります。
 今から考えれば当時、一般家庭を市場目標にしたプランというのは斬新で、間違いではなかったと思います。情報通信、通信情報が一般家庭に入り込み、生活に役立って行くと見抜いた手腕は凄いと思われます。その市場に切り込んでいく道具として、SDPのFAX型、いわゆる後のmojicoが適切な端末機であったかどうかは見解が分かれるかもしれませんが…。

 そして、1994年3月には、SF-30が投入され、オンライン・サービスが開始されました。この時期には既に「連鎖販売取引」を展開しており、一般家庭向けのサービスとして変貌を遂げています。同年10月に『かもめサービス』と命名されました。
 『政財界ジャーナル』という聞き慣れない情報誌、1995年9月号に記載されています。(後述します)
 ちまちまと営業を展開するという悠長な方法では普及がおぼつかないと考えたのでしょうか?。”連鎖販売取引という方法を用いたことで、当初の計画を大幅に短縮”することが一つの狙いであったことがうかがえます。
 また、連鎖販売取引で獲得する代理店数も20万代理店というプランが、そこにも出てきます。当初より、20万を目標とし、その代理店のパワーで一気に市場取りを計画していたと理解できると思います。


--- 1994年4月5日、共同通信社の記事から(引用)

 電話機など通信端末機器販売の「フォーバル」(本社東京)は、自宅の専用端末で航空券やレンタカーの予約だけでなく、鮮魚や野菜などが購入できる個人向けの会員制情報サービス、「くじらサービス」を始めた。
 国内航空券が約2割引、レンタカーが約4割引になるなど割引制度が充実している。チケットなどを自宅まで配送してくれる。従来、端末機器の販売とサービスが別々だったが、航空会社や卸売会社と提携して端末にサービスを付け たのが特徴。
 専用端末は液晶画面付きのファクス電話。キーの数が少なく操作はゲーム機並みに簡単。情報を企業が一方向に流すだけでなくホームショッピングなどができるため、同社は「本格的なマルチメディア時代が到来するまでの先駆け的商品」と説明している。
 利用方法は、各種情報を画面で検索。ホテルの予約の場合、予約表をファクスで取り出し、利用日時などを書き込んでファクスで送り返せばクーポン券が自宅に送られてくる。
 サービス内容は、航空券などの予約販売などのほか国内外の格安旅行、コンサートチケットの一般発売日前の予約、会員同士のメール交換など40種。
 端末機器の料金は 250,750円で、別に年会費 15,000円が必要。3月14日からサービスを開始しており、会員数は現在約 500。
 問い合わせはフォーバルくじらサービス事務局。

--- 引用終了

 「かもめサービス」と名前を改めるまで、「くじらサービス」という名前で営業を行っていたみたいですね。で、この時点ではまだ「連鎖販売取引」によって展開しているようには記事から読み取れません。しかし、普通に考えると、この会員数500人が連鎖販売取引の母体(頂点)を形成したのではないかと思われます。

 『自宅の専用端末で〜』と書かれ、『個人向けの会員制情報サービス』として始まったことが、この記事で分かります。
 『液晶画面付のファックス電話』とは、SF-30のことだと思われます。
 『本格的なマルチメディア時代が到来するまでの先駆け的商品』というビジョンがあった事がうかがえます。今が、本格的な”マルチメディア時代(死語?)”の到来と言えるかどうか分かりませんが、『キーの数が少なく操作はゲーム機並みに簡単』という簡単端末機が謳い文句だったことが分かる記事です。


--- 1994.06.08 「サンフラワー」マルチ商法 幹部十数人聴取/警視庁 読売新聞社 東京夕刊(引用)

 日用雑貨販売会社「サンフラワー」(東京都台東区駒形)の連鎖販売取引(マルチ商法)事件で、警視庁生活経済課と防犯特捜隊などは八日、同社の藤本聖二社長(61)(東京都港区高輪二)ら幹部十数人について、訪問販売法違反の疑いで一斉に取り調べを始めた。容疑が固まり次第逮捕する。同課は、「いま入会すれば月百万円以上の収入が可能」などと誘い、全国で二十八万人もの会員を集めたマルチ商法の実態を解明する方針だ。
 調べによると、藤本社長らは、平成五年四月ごろ、東京都内の会社員ら計三十数人に対し、会員登録料のほかに、四十万―六十二万円相当の商品を購入する条件で入会を勧誘。この際、「ネズミ講やマルチ商法とは違う。いま入会すればすぐに幹部会員に昇格でき、月七桁(けた)の収入が得られる」などと、事実と異なる説明をしたほか、入会の契約内容などを明記した書面を交付しなかった疑い。
 同課によると、藤本社長らは、八千二百四十円の会員登録料を支払い、空気清浄器や健康食品などを購入して「サンフラワー」社の会員になったメンバーが、今度は販売組織の一員として次々と客を増やして地位を上げる連鎖販売システムを導入。会員はその地位に応じて収入が得られると説明していた。
 同課は今年一月、同社の摘発に乗り出し、台東区の本社や藤本社長の自宅などを家宅捜索して関係書類を押収。その後の調べで、会員は全国で二十八万人にものぼることが分かった。
 会員の中には、客を増やせず借金して自ら商品を買い取るケースも目立っていた。国民生活センターには、「うまい話があると聞いてセミナーに参加したが、お金がないというと、サラ金業者を紹介され、その場で入会の決断を迫られた」などの苦情が昨年一年間で千三十件寄せられていた。

---引用終了

--- 1994.06.08 会長ら20人を逮捕  悪質マルチのサンフラワー「本記」 共同通信社(引用)

 警視庁生活経済課と防犯特捜隊などは八日、虚偽のセールストークをさせるなど会社ぐるみで悪質なマルチ商法をしていたとして、訪問販売法違反の疑いで取り調べていた訪問販売大手「サンフラワー」(東京都台東区)会長、藤本聖二容疑者(61)=東京都荒川区南千住六ノ三七ノ二=と同社幹部らの計二十人を逮捕した。
 調べによると、藤本容疑者らは二十代の若者を中心に勧誘、空気清浄機や健康食品を売る連鎖販売(マルチ商法)をしていた。
 平成五年四月から十二月までに、東京都内の会社員(32)ら計四十一人を勧誘した際「マルチ商法とは違う。今入会すればすぐに昇格でき、七けたの高収入が得られる」などと事実と違う説明をしたほか、マルチ商法に必要な書面の交付をしなかった疑い。
 全員容疑を認めているという。
 同課は今年一月、同法違反で同社を家宅捜索、勧誘され高価な健康器具などを買わされた被害者約百五十人から事情を聴くなど捜査を進め、この日午前、藤本容疑者らの逮捕状を準備し本格的な取り調べをしていた。
 同課によると、サンフラワーは平成二年の設立以来の売上総額は約六百五十億円に上るが、約二十八万の会員のうち、利益を得たとみられるのは全体の二%に満たない五千人足らず。一方で逮捕された役員は最高で三億四千万円の年収を得ていたという。
 逮捕者二十人のうち、十四人が、同社に入る前にもマルチ商法をしていた「経験者」。四人は既に同社をやめ、別のマルチ会社に移っていた。藤本容疑者は逮捕の数日前、社長から会長になっていた。

--- 引用終了

 別に、フォーバル総研とサンフラワーが何処かでリンクすると言ってる訳ではないのですが…。サンフラワー摘発の前後に、フォーバル総合研究所は「連鎖販売取引」を始めたのではないかと思ってるんです。根拠は、累計会員数と「くじらサービス」の記事です。約1年間で、20,000人の会員数に成長するには、何か特別なことをやったと見るのが妥当でしょう。

--- 1995年 2月(引用)

 フォーバル総合研究所が100%出資の子会社「フォーバルウエイズ」を設立。ネットワークなどのシステムインテグレーション事業。資本金1億円。社長に青田吉弘氏が兼任。新会社にはフォーバル総研のシステム営業部を移管。LANやPOSやソフトウェア開発を事業内容に盛り込み、初年度売り上げは15億円を目指す。

--- 引用終了

 フォーバル総合研究所に子会社があったのです。
 さて、それから約半年後、政財界ジャーナルに下記のような記事が載ったことが、パンフレットへの転載で分かりました。誤字が目に付くところがありますが、敢えて直さずそのまま掲載しておきます。これによると、連鎖販売取引によっていち早く20万代理店網を作り、その構築した代理店網のパワーによって、SDPを代理店一人当たり5台無料で配布し、100万の一般客を獲得するというプランであったことが理解できます。
 この時には、市場を獲得するためには”スピードが必要”であると認識し、そのために連鎖販売取引の口コミによるスピードに期待していたのが分かります。目標値達成の期日も決めており、非常に分かりやすいプランだと思います。
■1995年7月、累計会員数 20,000人。

--- 政財界ジャーナル 1995年9月号(抜粋引用)

企業最前線(2)フォーバル
巨大なハイテク生協 2005ビジョン
 フォーバル(旧新日本工販)、この会社あまり耳にした事がないかも知れないが、れっきとした店頭市場上場会社で資本金41億3800万円の有力会社である。
 この会社が、今なぜ注目を集めているのか、又社長大久保秀夫氏は何を考えているのか、今月号で特集してみたい。
 フォーバルの前身:日本工販は1980年に資本金100万円、従業員6名で電話器の販売会社としてスタートしている。
 1980年と言えば、日本電信電話公社(現在のNTT)が、電話器の販売を独占していたものを2台目以降、民間会社でも、販売取り扱いが出来る様になった時で全国から各社がそろって電話機市場に参入し一時は電話器の販売会社が1200社以上にのぼった事もある。
 その時に誕生したのがこの会社フォーバル・(旧新日本工販)である。
(中略)
◆21世紀にむけて
 フォーバルが第三の成長期に入ろうとしている・・・しかもマルチメディアで電話器販売と通信回線利用で様々なノウハウを得た同社は次なる事業を展開中で、もはや確かな手応を感じとった様に思える。
 その第一は1994年から始めた企業向けトータルビジネスサーピス(TBS)だ、
 TBSとは企業がオフィスで使用する事務用品、日用品、雑貨類を市価の20%〜30%安く宅配するシステムビジネスで同社が独自開発した液晶画面付多機能電話(SDP)を各企業に無料貸与し、事務用品のカタロクも同時に配布し、ユーザーが必要な商品といつでもSPDから注文入力すれぱ、フォーバルの大型コンピューターで注文処理され、同時に与信が行なわれメーカーから商品が発送される仕組みである。
 午前中の注文なら翌日発注者に注文品が届けられ、しかも複雑な流通経路を通さないため確実に市価の20%〜30%安く商品供給出来、又、ユーザー企業はTBSを導入する事により、それまで社内で事務用品の受発注業務に従事していた人材を有効に活用出来、大企業は年間一億以上の経費削減にもつながり、フォーバル自体も相当てビジネスになっている。
 現在は文房具だけであるが、今後この方で消費者ニーズに合ったいろいろな商品を提供する事は当然予想できる。
 第二は個人向けTBS(かもめサーピス)である。これも1994年から初められ三年間の内にフォーバルの代理店を全国に20万件つくるという壮大なもので、ナショナルでも代理店は24,000件であるのに対し、その10倍もの数をつくろうとしている。
 この代理店募集は連鎖販売取引という方法を用いているため当初の三年計画を大幅に短縮され来年度中にはほぼ達成できると言われている(今7月で20,000件)
 同社はこの20万件の代理店づくりの後第一成長期、第二成長期と同様に一代理店当たり5台のSDPを原価配布、いっきに日本全国に20万の代理店と100万人のユーザーからなる情報ネットワークをベースにした、個人マーケットづくりをしようとしているのである。
 この頃には、マルチメディアを利用した巨大なハイテク生協が誕生し、海外からも批判の多い、しかも消費者ニーズに合わない日本の物流に大きな変化が生じるであろう。
 個人向けTBSをもう少しくわしく説明すると、家庭の電話回線にフォーバルのFAX付多機能電話を取り付ける事によりNTTのキャプテンサービスとフォーバルが契約しているメーカーやサービス会社の情報サービスが画面に写し出され、ホームバンキング、ホームトレーディング、買物、食事、旅行、レンタカー、JR、ANA予約割引券等使い方によっては非常に便利なもので、又使用料は電話料金のみという情報取り出し発進装置である。

--- 引用終了

 今でも、社長は「フェイス・トゥ・フェイス」等と言い、代理店の集団・組織であるAcubeを「異業種交流会」と位置づけ、会員が会員を募るリクルート活動を「コミュニケーション」と呼び、いかなる困難に遭遇しようとも、リクルート活動の手を緩めない積極的な人間になること・そういう人間になることを求めています。

 こういう発想は単なる思いつきで始めたのではない…ということが過去のスピーチ記録から分かります。1995年12月25日に、鎌倉芸術館で、社長は、自分たちのサービスを「コミュニケーションサービス。」であると述べ、「人と人とが向き合った、人間同士のコミュニケーションがなければ、情報サービスといえど利用されることはない。」と断じています。

 だから、「私たちは、まず会員を作ることから始めている。」のであると。人と人とのお付き合いが存在しなければ、情報サービスは利用されないという論理ですね。言い換えれば、何かで知り合った仲でなければ情報サービスは成り立たないということでしょう。いつも行く魚屋の兄ちゃん・その角の八百屋のオバチャン・行きつけの喫茶店のお姉さん・遊び友だち・・・そういった知り合った人たち同士でないと利用されないのが情報サービスなのだと。

 全然、どこの誰かも分からない人との間では「情報サービス」は利用されない。得たいの知れない人との間では情報サービスは成り立たないというのが社長のお考えのようです。つまり、どこの誰かも分からない人間がやってるインターネットは「駄目」と。
 それに比べ、顔と顔とを付き合わせた交友がまずあれば、「情報サービスは利用される」。だからこそ、代理店は、あらゆる集会に参加して出会いを求め、名刺を交換して知り合いを増やす−−−ことが求められるのでしょう。

 通信でつながるには、まず知り合いにならなければならない−−−そういうことだと思います。しかし、出会いを求め、顔と顔を付き合わせたお付き合いが出来た時点で、mojico、あるいはPPOLを利用して「情報サービス」を介して何かしようと思うでしょうか?。
 会員づくりを始める動機というか、根拠づけが強引過ぎると思いますね。
 このトークの何年か後に、「会員を100万人集めて、デカイ顔をする。」のが目的みたいなことを述べていることからみて、フェイス・トゥ・フェイスやヒューマン・コミュニケーション等というビジョンは、「人を集めること」を正当化するために後から付け足したものだと考えられないこともありません。

 人に利用される通信サービスというのは、新しいニーズの引き出しということも含めて、利用者をどこまで満足させることが出来るか_ではないでしょうか?。
 また、同じスピーチの中で、「SF30の一番の強味は、手書きで良いこと。ワープロを使う必要もなく、キーボードを叩かなくて良い。自分が言いたいことを手書きで書いて投書できる。」、とか「顔も知らない友だち、まだ会ったこともない友だちが作れるのです。」とも述べています。

 フェイス・トゥ・フェイスが無くても友だちが作れる。顔も知らない、未知の友だちも作れると。情報サービスを利用することと、友だちを作るというのは異なるのでしょうか?。(笑)

 実は、最初の引用は、一般の通信に対する批評であり、次の引用は「SF30の強み」・・・ということで社長が引き合いに出したものなのです。
 情報サービスを利用してもらうためには、まず「フェイス・トゥ・フェイス」と「ヒューマンコミュニケーション」が必要であり、そういうコンセプトで会員を募っている。最初っから、人と人とをつなげた”コミュニケーション”があるから、インターネットとかパソコン通信とは違うのだ−−−という主張がありました。

 そういったコンセプトで会員を集め、SF30の強みを生かせば「顔も知らない、未知の友だちも作れる」・・・というスピーチの展開になっていると思います。
 この「フェイス・トゥ・フェイス」とか「ヒューマンコミュニケーション」の発想を進展させたものが、『異業種交流会』だと思われます。
 余談ですが、マルチ商法では、人と人とのつながりを重視していることをアピールするために、こういった会員組織を作りたがるようですね。

 この時代には未だSF30でした。SF機のベース・マシンはFAXです。手書きで送れることの優位性は確かに有りますが、インターネットとは全く別の通信情報サービスとして普及する見通しという部分が、これだけ(手書きが強み)では心持てないのではないでしょうか?。むしろ、FAX情報なるが故に、使い難い部分・伝え難い、伝えられない部分があります。そういった、デメリットの検討は何処に行ったのでしょう。

 さて、SF40になって、一般会員の募集が始まるわけですが、それについての展望で、「一般販売に移ったら、若い世代、特に手紙を出したくて仕方がない中学、高校の女の子にもアピール出来るようなサービスにして、若い世代によって知名度を上げていきたいと考えている。」と述べています。

 現在(2004年3月)、若い世代は携帯電話のメールやパソコンでのe-mail....果ては、Web上のBBS等を通じて自分の存在を強くアピールしています。高校生は言うに及ばず、中学生…果ては小学生でも携帯メールで友だちとやり取りしています。外出先、あるいは自宅から。携帯機能を持たないmojicoには、まったく出番がありそうもない現実が今横たわっています。
 それとは別に、中学生・高校生が手軽に買うことが出来ないmojicoは、その存在そのものを若い世代にアピールすることさえ出来ないでいます。

 ましてや、マルチでビジネス展開しているというだけで「アウト」でしょう。若い世代にmojicoを使ってもらうためには、マルチは止めなければならないし、mojicoの価格も問題になります。そして、会社のサポート体制も重要ですよね。若い世代が利用してみたくなるサービスも用意しておかなければならない。そうした、顧客の満足度を追求するビジョンが語られていないのが痛いと思います。
 これらのビジョンはすでに過去のものですが、完璧に破綻していると思われます。情報の発信の大切さを次のように述べています。

 そのためには、気軽にMOJICOを使ってもらわなきゃいけない。だから、「SF30は、会員さんたちがウワサ話をするための道具である。」という発言も見られました。そして、誰かがまず口を開く、お手紙(投書)を書くということを推奨し、「誰かが作った情報を受け取るだけの道具(SF30)ではないのです。」と、MOJICOの使われ方を示しています。

 会員たちで大いにmojicoを利用して盛り上げよう−−−という意気込みは分かりますが、後々に社長ご自身がこの考え方を否定するスピーチを行っているのは何とも解せませんけどね。
 さて、今は、一般会員募集を視野に入れた、社長が目するところのビジョンが語られている部分を追いかけてみましょう。会員数の伸びイコール、この事業の発展・成功への兆しとして捉えていたことが判明すると思われます。

 現在は、「100万代理店が目標!」とスローガンを立てていますが、一般会員募集の頃は、そんなことは言っていませんでした。累計で100万ではなく、単年度で100万やりたいと言っていました。年度年度のMOJICO出荷台数を次のようにしたいと言っていました。今年度は5万台でした。来年度は10万台から15万台出荷したい。そうすれば、累計で20万台になる。だいたい、倍々に増えていく勘定です。

 累計で50万台を突破する頃には、普及への問題となるのはMOJICOの価格だけであると分析して述べています。このあたりは、きっちりとしたビジョンですよね。その問題をクリアーすれば、98年度には累計で100万台を突破するであろうとの見通しを立て、99年度には、なんと年間で100万台のMOJICOを出荷する計画でありました。こうなれば、累計で200万台です。
 00年度にも100万台のペースを維持し、20世紀最後にこのペースを確固たるものとして21世紀に突入したいと。

 この計画を実行し、達成しておかないと通信情報サービスの業界で生き残ることはできないだろうとの結論を出していました。
 今現在(2004年春)、AJOL社のサイトに社長のスピーチやQ&Aが掲載されておりますが、それと比べてみても、具体的かつ期間を定めて目標を達成しよう__という意気込み・熱意があると思います。いえ、たぶんこれを打ち出すにあたって分析した事柄は正しかったと思います。その分析が正しかったからこそ、後に軌道修正を行い、運営の方向を転換させることが出来たのですから。

 本格的な普及を目指すには、mojicoの価格が問題であることも明言されています。この時、mojicoの一般会員募集価格は\89,800(税別)であることが発表されていました。
 価格の問題と言っておられるのは、もっともっと安価にしないと本格的な普及は望めないと分析していたと解釈できます。現在、38万円を頑として崩さない姿勢を打ち出している訳ですが、まさに雲泥の差と言えましょう。

 mojico価格の問題が解決されれば、年間100万台の出荷も可能_という見通しがあったことも着目できます。おそらく、その時のmojicoの価格は5万円を切る値段を想定していたと思われます。21世紀に突入する頃には、300万会員を超えているはずだったのです。そうです、年間100万台で価格が5万円だとしても、年商500億円という計算になります。
 そして、そういう状況になっていなかったら、通信情報サービスの業界では生き残れない・・・という分析と危機感を持っていたというのが分かりますね。そして、歴史はそれを証明してしまったのです。

 21世紀に入る頃には300万会員を達成_という目標が露と消えた時、AJOL社(当時は株式会社フォーバル総合研究所)は、通信情報サービスの分野から完全撤退したのです。1999年3月、SF50を投入した時、mojico価格は38万円となり、一般会員募集は中止。一般会員を正会員という名称に変更し、代理店価格・正会員価格とも38万円に統一されました。

 mojicoの価格は、別の意味で改定されたのです。この時、一般家庭へのmojico普及の道は閉ざされ、完全にマルチ商法の分野に特化した運営に方向転換したと思われます。これは、著者である私が述べているのではなく、社長が自ら間接的に述べたことなのです。2000年7月、会社名をフォーバル総合研究所からエイジェイオーエルに改め、マルチの分野でスタートする環境が整ったことになると思います。この時、通信業界に別れを告げ、マルチ業界で生き抜くために会社は生まれ変わったと見て取れましょう。

 そのことは、それまで曲がりなりにも「mojicoを使った通信情報サービスを純粋に一般家庭に普及させて行こう」と活動していた代理店たち、「mojicoを使って、通信分野にサービスを提供し、そこで商売をしてしてみよう。」と思っていた人たちが居たにもかかわらず、マルチ商法に特化してしまったことを意味するのです。

 (普及しない・売れないmojico) + (代理店になり、リクルート活動すれば特定利益が貰えるチャンスがある) = 特定負担。
 代理店登録をしていない正会員以外は、単にmojicoを愛用している者でも「特商法」が適用されますね。勧誘に結びつく言動も然り。情報提供という行為も「広告規制」の対象になるでしょう。

 「かもめサービス未来構想」として、資料が代理店間に配布されたことがあります。
 この「かもめサービス未来構想」の出所は不明ですが、「事務局承認」という記述はありませんでした。とすると、どこかの代理店が作成したということになります。しかも、ビジョンをこれだけ示している所を見ると、トップクラスの代理店だと思われます。もちろん、この未来構想図を作った代理店は、青田社長のスピーチを根拠として作成したというのは想像に難くありません。
 この資料の右肩には、「平成8年2月7日発表」と記されていました。

 1996年1月には累計会員数が 50,000人を超えたと言われており、1996年(平成8年)2月7日に確かに作られた資料であることが伺われます。資料左手に「5万人達成」が書かれていますから。
 まあ、この資料がどの程度の”権威”を持つものか不明であるというのは憶えておいて下さい。会社のプレゼンとしてはお粗末であり、代理店作成のものとしたら”参考”程度にもならないかもしれません。でもまあ、こういった資料が、さも”権威ありそうな”ものとして、代理店に配られたということの方が重要視されるべきものだと思われます。

 まあ、この資料の内容を見ると、確かに社長が仰っていた『1997年暮れにSF40を終了してSF50を導入』や『一般会員の募集の開始』等のスピーチが反映されています。TVイメージ・コマーシャルやショップ展開、さらに「アクティブ代理店20万人でSF100を年間100万台販売する事や、かもめブランド充足・カタログ通販開始…そして、『代理店募集打ち切り予定』として1999年3月に線が引かれているのが分かります。
 2000年3月には200万人、2001年には300万人達成という、当時の代理店にとっては、その可能性に胸躍る内容だったでしょう。しかし、前述したように何の権威もなければ、このビジョンを実現させる技術的なバック・ボーンの公表はありませんでした。結果的には、ただ書いてみただけの資料というところに落ち着いてしまったという感じです。

 代理店数は、同年の暮れにはその倍の 100,000人を達成しています。筆者が代理店登録申請をしたのが、1996年11月28日付けでした。今まで、SF-30だった簡易端末器がSF-40になったばかりの頃です。
 この頃の会員数の伸びは、年々だいたい倍々に増えているようですね。当初の計画とおり、会員数(代理店数)は非常に早いスピードで、目標値に迫っています。後述しますが、1997年の一般会員募集開始と、併行しての「代理店募集」は、20万代理店を達成する1997年に終了し、1998年からは一般会員募集に一本化するはずだったと思われます。
 ところが、そのビジョン通りに事は進まなかった…原因はいろいろあると思いますが、この事業はその時点で失敗したのではないか?、というのが私の見解なのです。少なくとも、当初の”かもめサービス(mojicoを利用した通信情報サービス)”は、1997年で破綻したという見方を私は強めています。

筆者撮影
左の画像が、そのSF-40です。1996年10月に浜松で『第3回拡大統括研修』が開かれ、青田社長はそこで、一般会員募集・一般への普及への展望・事業計画を述べています。
 MLMの部分を切り離して「事業性」「一般への普及」「市場拡大」「mojicoの認知度アップ」等々、”かもめサービス”なるものを一般大衆に知ってもらい、使って頂くことを目的とした活動・普及活動という事業という観点から見た場合、果たして成功したのかどうか?。


 当時、某所であった代理店主催のイベントの模様。撮影者不明。
 1996年第3回拡大統括研修会。1996年10月8・9日。会場:グランド・ホテル・浜松において、社長はmojico普及に意欲的なスピーチをしています。そのビデオが存在しております。これは、当時のプランを知る上で貴重な社長のスピーチです。現在のAJOL社の運営と比較検討する上で欠かせない情報源だと思われます。

 予定通り、1997年春から一般会員の募集が始まりました。SF端末も「mojico(もじこ)」と命名され、産経新聞一面を使った広告が出されました。以後、毎週のように産経新聞に広告が載り、代理店の一般会員リクルートを側面から援護するCM活動が盛んに行われました。日本工業新聞には、mojicoというFAX情報端末機の記事が連載され、読売新聞では『タイタニック』の映画とともに「世紀の映画・世紀の発明」というキャッチ・フレーズで2面広告も出ました。

 西村知美、猿岩石といったタレントを起用し、TVCMもありました。手話を取り入れた「イエロー・ブリック・ロード」にも協賛したり、マラソンやコンサート等の文化活動にも積極的に協賛・後援しました。雑誌類にも、mojico・かもめサービスの広告が載り、代理店はそういった新聞広告・雑誌の広告を片手にリクルートに走ったものです。
 右の画像は、週刊誌に載ったmojicoの広告です。(1997年4月4日号)フルカラー全16ページという力の入れようでした。そういった一連の活動模様は、『かもめ NEWS 1997 spring』というビデオが事務局から出されており、生々しく、かつ力強く紹介されています。つまり、社運を賭けていた!と言っても良いぐらいです。

 また、全国各地では代理店による”イベント”も盛んで、ミニスカポリスも呼んだりして会場を盛り上げていました。イベント会場には、かもめサービスで扱っている商品の展示即売会や、mojicoを設置して、来場してきた一般の方たちに代理店が使用説明をしたり、実際にアクセスして掲示板から記事を引き出したり、mojicoメールを送ってみたり・・・。また、会場ではアンケート用紙を配って、mojicoの感想やオンライン・サービスについての意識調査(みたいな事)もイベント主催者(代理店)が行ってましたね。

 まさに1997年は、代理店・統括者(当時:フォーバル総研)が一丸となって、mojico・かもめサービスの一般普及に躍動した年でもあったのです。1996年10月の拡大統括研修会で青田社長が述べている中で『1997年末にはSF50を導入したい』とか、『一般会員の募集でもって、早く10倍程度の数万/月の大台に乗せたい。』と言われております。

 一般会員向けのMOJICOが¥89,800と発表され、次世代MOJICOの投入時期もしっかりプランの中に入っています。さらに、かもめサービスをどういう構想のもとに広めようとしているのか、その最終の姿も語っているのに注目します。つまり、MOJICOという情報選択機能付きFAXが、進化したFAXの姿であり、それをベースとして「かもめサービス」のような情報コンテンツを提供する放送局のようなものが幾つかできる。そのような、一大通信情報ネットワークの世界を創ろうとしていたと考えられます。
 いわば、インターネットのFAX版のようなものですね。現在だからハッキリ言えますが、その計画は成し得なかったし、今後も成し得ないと思います。
『かもめのMOJICOがFAXを変える!』
代理店の代表的な勧誘トーク:::::::
◆通信によって流通が変わる。(流通革命)。仕掛けられるより、仕掛ける側になりませんか?
◆「(フランスのミニテルを引き合いに出して)日本にはsf-40がある。ミニテルが成功したのだから、sf-40は普及する。」
◆「将来は、P社N社S社などがmojicoを作ってくれるだろう」というトークが出始める。

 マルチ業界で生き抜く方針に転換したエイジェイオーエルですが、通信端末を商材にしている以上は、mojicoもPPOLも、いつまでも進歩しない・変化しないという状況にはなり得ません。そんな状況になれば、価値のないものを高額で売っている悪質なマルチと断定される恐れが生じてしまうでしょう。したがって、mojicoも後継機を出していくことになるわけです。それは、社長が「作りたくない」と言っても、作らなければならない。健康食品のように、見た目完成した商材とは性格が異なるようです。

 また、新mojicoを投入することで代理店のリクルート活動が活性化するという効用も見逃せません。mojicoが特段の進化を遂げていなくても十分だと思われます。SF60は、それまでのmojicoと違ってOCNの回線を使用することで、3時間/月までの使用なら980円の固定通信料金がセットされました。今でこそ、通信料金の定額制は常識になっていますが、これはこれで当時売り文句となり得たのでした。

 2001年3月1日 スピーチタイムVol.24 第5回スペシャルワークショップin舞浜で、次年度、次々年度には、いろんな機能を拡張していき、紙に書いてMOJICOで送れば、センターコンピューターが何でもしてくれる。例えば、欲しい情報の検索を要望すれば、センターコンピューターが探してきて、その結果を出力してくれる。会員とのやり取りだけでなく、センターコンピューターを自由にMOJICOで操る、それも紙に書いて送ればセンターコンピューターが、その指示に従って動く・・・そういったコンピューターを作りたいのが一番の目標であると述べています。

 いわゆる『手書き文字認識』という技術の確立ですが、2004年の現在でもそのような技術は確立されていません。また、AJOL社自身もそのような研究プロジェクトを組んでいないのです。真っ白の紙に、縦横無尽に大小織り交ぜたクセのある文字・・・いえ、文章を書いたものをセンターコンピューターにFAX送信すれば、機械がそれを読み取って動作してくれる。こういった技術は、口でいうのは容易く、実際は実現が非常に難しいと思われます。

 この技術は、手書き文字認識というより、【手書き文章認識】でしょう。手書き文章認識をコンピュータが行ってくれれば、それは確かに便利かもしれません。少なくとも、キーボードを叩く必要はなくなるかもしれない。
 FAX機であるmojicoなるが故に、こういった技術の誕生が待ち望まれるわけですね。しかし、現実には大変な技術なんだということです。代理店の勧誘トークでは、「すでに、手書き文字認識の技術をAJOLは持っている」等というのが有りました。これは、真っ赤な嘘であり、不実告知の極みだと思いますが、こういったトークを誘発したのは、この社長のスピーチだということです。

 社長は、「〜実現したい」とか「目標です」と述べてますが、代理店の口からは歪んだ情報が出てきています。代理店の勉強不足もさることながら、遠因は社長にもあり、また事務局が徹底した教育・指導を行っていないのがそれに拍車を掛けていると思われます。
 夢と現実、希望と現実、目標と今の姿・・・それらがゴチャゴチャになっているような感じですね。

 2001年には、「100万代理店」を目標に掲げましたけど、前述したように、それは、ビジョンの大幅な変更…いや、大下方修正です。最初は、そんなビジョンさえなかった。会員の獲得数・伸び率も、一般会員を募集していた時の元気のよいスピーチとは裏腹の結果を出してしまったのです。今の代理店さんの多くは、そんな話は知らないでしょう?。

 mojicoにしても、「チャチ」が売りだったのに、SF70は機能がてんこ盛りです。動画受信サービスも加えられ、代理店はmojicoの機能説明が出来なくなってきています。現実には、社長が語っていたビジョンとは違う方向にmojicoが変わってきているのです。
 単純なFAX機能を持つ、チャチなmojicoを(無理してでも)積極的に利用することで、PPOLという接続サービスを盛り上げようとしていたのは理解できますが、今のそれはズレて行ってると思います。

 あげくの果てには、「mojicoは使わなくても良い。」、「一生に一度使ってくれるだけでも良い。」というふうな社長のスピーチまで飛び出してくる始末。過去の社長のスピーチ内容を僅かでも知ることによって、この連鎖販売取引が貴方にとって信用の置けるビジネスかどうか・・・お考え下さい。
 私自身は、大いに「?」マークが点灯しますけどね。

 それもこれも、マルチ商法に特化したビジネスを推し進めるようになってから顕著に見受けられるようになってきた気がします。SF60投入以後、社長のスピーチから通信情報サービス・・・通信業界のことが消え失せ、マルチ商法で如何に儲けるかに話が集中しているように思えるのも気のせいなのでしょうか?。

 このページは、特商法第34条の中にある『その連鎖販売業に関する事項であって、連鎖販売取引の相手方の判断に影響を及ぼすことになる重要なもの』を根拠として、情報を提供するものです。
 統括者の代表が、勧誘の場ともいえる場所で、過去に語ったものの中で特に重要と思われるものを抽出し、その意味を伝えてみました。

 最後に、2002年12月24日に社長が興味深いことを述べていますので、その意訳を載せておきましょう。マルチをやる者は、こういった価値観を持ってやるべきなのだという示唆に富んでいると思います。

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 人間、物質欲や金銭欲が何にも増して一番の原動力なんだ。
 そして、幸せになるためにはお金が必要だよ。
 そのお金を簡単に集めることが出来るのがマルチ商法なんだ。
 でも、金だけ集める訳には行かないな。
 何も無いのに、誰も金は出さないからさ。
 だから、mojicoを用意しているんだ。
 でも、金を集めるのが目的だからさ、リクルート活動こそがAcubeの最大のサービスなんだよ。
 家族を親友を友人をこのマルチに誘い入れることこそ、Acube最大のサービスなんだ。
 このリクルート活動なくしてAcubeは有り得ない。
 リクルート活動がなければ、単なる趣味的な交流になってしまうんだよ。
 それじゃあ、社会的なインパクトは出てこないんだよ。
 家族・親友・友人に金を出させるのが目的なんだから、mojicoを買え!、共済に入れ!と特定負担を要求しているんだ。
 だから、「mojicoを試してみて、気に入ったらリクルート活動をする」というのは、私から言うと『ふざけるな』と言いたい。
 気に入るかどうかなんて、幸せになるためには、どうだっていいんだよ。
 気に入ろうと、入るまいと、まず、稼ぎたい、金が欲しいと思っていただきたい。
 この気持ちがなくて、幸せになれるわけがないんですよ。
 物質欲、金銭欲が旺盛な普通の日本人、庶民が私たちのお客さんなんです。
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注釈1. 幸せになるためには「お金が必要だ」ってこと。
注釈2. 「お金が欲しい」と思っているのが普通の日本人。
注釈3. そのお金を手に入れるために、当マルチをご利用くださいってこと?。
注釈4. お金を手に入れるためには、まずお金を出して(特定負担金)ね。<統括会社の儲けだよね.
注釈5. お金を稼ぐ、儲けるためには、まず、リクルート活動だよ。それが眼目だ。
注釈6. でもって、実際に儲かるかどうかってのは自己責任でやってよね。
注釈7. 特商法なんかも守ってね。ま、守るか守らないかも自己責任だけどさ。<だから誓約書書かせてるでしょ.
注釈8. mojicoや通信情報サービスなんかは、会員さんがシッカリ金を出せば、そこそこ出来上がるかもね。
注釈9. このマルチで稼ぐも儲けるも、また失敗するも貴方の自己責任だからね。当社は責任持たんからさ。
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 社長のスピーチ全体には、「マルチは金儲けの道具だよ」という考えが流れているように見えます。一部だけ読んだだけでは分かり難いものの、上記のスピーチでは割と分かりやすく述べてくれてます(笑)。マルチが、リクルート・勧誘活動を主眼に置いた時、それは『人狩り』に成り下がってしまうことは論を待ちません。

 勧誘現場でどのような言動が行われているかも重要ですが、統括会社の社長がこのような考えのもとで会員全員に呼びかけ、あるいは推奨していることは見逃せませんね。それを知ってもなお、このマルチに参加して金儲けをしたいというのなら止めはしませんが、その腹の中を被勧誘者に正直に伝えて金を出してもらうようにして下さい。

以上....終わり、終わりですよ。